国際機構論・国際組織論・渡部茂己 (常磐大学・国際学部)

1.orientation/序 「国際機構論・国際組織論」とは?(1)学問体系において、(2)講義として。
2.国際機構の概念T 「国際機構・国際組織・(国際機関)」とは何か−呼称
3.国際機構の概念U 「国際機構」とは何か−定義
4.国際機構の存在意義T 歴史的視点
5.国際機構の存在意義U 論理的視点
6.国際機構の存在意義V 意義の二重性
7.視聴覚教材(ビデオ) 授業時間内小レポート作成
8. 国際機構の一般的機能・その1−国際社会の平和と安全の維持T 平和と安全の維持に関する国際機構の構想過程
9. 国際社会の平和と安全の維持U 国連機関による紛争の平和的解決 (平和形成)
10. 国際社会の平和と安全の維持V 国連憲章上の集団安全保障 (平和強制)
11.視聴覚教材(ビデオ) 授業時間内小レポート作成
12.国際社会の平和と安全の維持W 平和維持活動(PKO)と予防外交/軍備縮小/
13. 国際機構の一般的機能・その2−経済・社会的国際協力T 萌芽−国際河川委員会
14.経済・社会的国際協力U 国際行政連合から国連専門機関への発展
15.経済・社会的国際協力V 経済的分野(1)−通貨・金融に関する国際機構(IMF/世界銀行等)
16. 経済・社会的国際協力W 経済的分野(2)−開発援助と国際機構
17.経済・社会的国際協力X 経済的分野(3)−貿易・資源開発(国際商品協定/国際海底機関)
18.経済・社会的国際協力Y 経済的分野(4)−貿易・資源開発(WTO)
19.経済・社会的国際協力Z 社会的分野(1)−人権・社会問題と国際機構
20. 経済・社会的国際協力[ 社会的分野(2)−環境保護/文化・科学・技術と国際機構
21. 国際機構の一般的組織構造 国際機構一般の基本的組織構造
22. 国際機構の組織構造T 国際連合機構の機関構成(主要機関およびその補助機関)
23. 国際機構の組織構造U 国際機構の意思決定手続の基本構造と特徴
24. 国際機構の組織構造V 国連システムの組織構造(国連専門機関・地域的国際機構)
25. 地域的統合と地域的国際機構 欧州統合の歴史とEUを例として
26. EUの組織構造 EC/EUの組織化の進展
27. EUの政策決定とEU法 EU法/EC法の構造と意思決定過程
28. EUの諸政策分野 市場・通貨・市民権・司法手続・安全保障
29. 米州その他における地域統合 OAS・ASEAN・OAU
30. 期末試験 教科書・自筆ノート・資料等の参照による論文作成試験
 
【テキスト】 渡部茂己 『国際機構の機能と組織−新しい世界秩序を構築するために−(第2版)』 国際書院
【参考書】 講義の中で種種紹介する。